話題のLCCに乗ってみた


今年の国内旅行シーンで話題なのは、何といっても「LCC(Low Cost Carrier)」。
春に関空を拠点とするピーチ・アビエーションが開業したのを皮切りに、ジェットスター・ジャパンエアアジア・ジャパンと立て続けに開業、空の旅がグッと身近になりました。
そんな訳で、話のタネにとLCCを利用して福岡へと行ってきましたので報告です。

今回利用しました航空会社は往復とも「ジェットスター・ジャパン」。
航空運賃自体は搭乗日によって違ってきたりするのがLCCの特徴でもあるのですが、まぁとにかく安かったです。
成田〜福岡間の往復で1万4000円ちょっと。
既存の航空会社ですと片道の早割運賃に相当するくらいです。
その代わり、安いなりに制約とかが・・・・・・となるのですが、それについては追々。


で、8月30日早朝の成田空港。
第2ターミナルの端っこに位置する国内線ターミナルから、バスに揺られて搭乗する機体へ。
ボーディングブリッジによる搭乗でないあたりがLCCというところでしょうか。


ジェットスター・ジャパンが国内線向けに投入した機材は、エアバス社のA320型。
シルバーっぽい単色のみの外板塗装に、エアラインのロゴマーク
シンプルでなかなかいい感じ。こういう割り切り方は見ていて気持ち良かったりもします。

別の機材を撮影。
朝日を浴びていい感じ。

やがて出発時刻となりテイクオフ。
今回搭乗した便の操縦士さん、かつて別の会社で操縦士をやられていたベテランさんなのでしょうか。
テイクオフ時の技量がなかなか上手かったように思いました。
この辺は他の航空キャリアと違いはありません。

そうこうしているうちに福岡空港へと無事到着。
福岡では3日間ほどの“遅い夏休み”を満喫してまいりました。
そこでは・・・・・・・

 見たかった映画を立て続けに2本見たり
 ヤフードームでの『ブートキャンプ』を敢行したり(笑)
 妹の墓参りのために小倉に立ち寄ったり
 ついでにと志免の炭鉱跡に立ち寄ったり

まぁ色々と楽しんで来たのですよ。


旅の途中に立ち寄った志免の炭鉱。
こちらのホームページ→ http://allxa.web.fc2.com/a-map/jp_fukuoka/shime/shime01.html にて概要が説明されていますが、この炭鉱は当初、良質な石炭を求めていた海軍が採掘を行っていました。
終戦(敗戦)後に採掘権が運輸省門司鉄道局へと移り、それが国鉄となって昭和39年(1964年)まで採掘が続けられていました。
閉山後は竪坑櫓の解体に費用がかかるとのことでそのまま放置されていたのですが、産業遺産として遺され、現在へと至ります。

稼働中の間は一貫して、重要な動力源を供給していった志免炭鉱。
特に戦後、ここから産出された良質な石炭がSLの燃料として、九州をはじめ各地へと供給されていったことを考えると、実に感慨深いものが。

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さて短い夏休みを終えて、帰りの飛行機に乗るべく福岡空港へと向かったのですが、そこで見たのはなんと・・・・・


機材不具合の影響で、搭乗予定の便が欠航となってしまいました!
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

LCCの場合、大抵予備機を持たなかったりする(経費を極限まで削減するため)ので、こういうのは決して珍しくないものと思って臨んでいたものですが、早速“洗礼”を喰らってしまうというね(笑)
まぁ飛ばないものは仕方ないので、別のエアラインの羽田行き便を取って、そこからリムジンバスでどうにか自宅へとたどり着けた訳なのですが。
※成田へは車で向かっていたので、翌日に駐車していた車を取りに行くというオマケ付きで( ゚∀゚)・∵。.

その後、ジェットスターからはお詫びとして「8000円分のクーポン券」が送られてきました。
レートからしてこれは恐らく「100$バウチャー」に相当するものと思われます。
しかしこのクーポン券(バウチャー)、3ヶ月以内に予約をし、1年以内に搭乗せよという制限付き。
(こちらのブログに詳しい記述がありました→http://morotomo.seesaa.net/article/160849520.html
この先の予定なんてそうそう立てられるようなものではないので、できれば現金での返還が良かったのですけどね・・・・・・・

安いなりには、それなりの理由がある

福岡空港にて、ジェットスターの客室乗務員から欠航に関する説明があった際、乗客の何人かは随分といきり立った調子で詰め寄る方も見受けられましたが、傍から見てもいいものではありませんでした。
だって、LCCというのはそういうものなんですから。
この程度の割り切りを初めから持たないと、LCCキャリアを利用するのは難しいと思うのです。

今回利用したキャリアとは異なるのですが、↓のサイトでは利用前に際してのわかりやすい説明があります。
 ピーチ・アビエーションズ 『予約の前にPeachのルールをチェックしよう!』
利用予定のキャリアだけでなく、他のLCCキャリアでの説明文に目を通すだけでも、(搭乗前や搭乗後の)未然のトラブルには対処できると思います。
それだけ既存の航空キャリアとは異なりますので、LCCキャリア利用の際、事前学習は必要です。