プレイバック、クライマックスファイナルステージ
ご承知の通り・・・・・・という書き出しから始まるのも変ですがw
ホークスはCSファイナルステージに進出しましたものの、ファイターズに3連敗を喫し、2012シーズンを札幌の地で終えました。
決着がついてから一週間。
何を今更?と思われるかも知れませんが、改めてファイナルステージでの戦いぶりを振り返ります。
10月17日(水) ファイナルステージ第1戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
H | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 9 | 0 |
F | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | X | 3 | 6 | 0 |
〔勝〕吉川 〔S〕武田久 〔負〕藤岡
〔本塁打〕F糸井 (7回裏2ラン)
〔Hバッテリー〕陽、藤岡、森福、柳瀬−細川、高谷
〔Fバッテリー〕吉川、増井、武田久−鶴岡
【戦評】 ※Yahoo!スポーツより引用、18日・19日分も同じ
日本ハムが逆転勝ち。日本ハムは2点を先制された直後の7回裏、糸井の2ランで同点とする。さらに2死一三塁の好機をつくると、代打・二岡が適時打を放ち勝ち越しに成功した。投げては、先発・吉川が7回2失点と好投。その後は増井、武田久の継投で1点を守りきった。
舞台を札幌に移しての緒戦、“3つ目のヤマ”吉川が登板します。
対するホークスはヤオシュンを立てての勝負。
序盤でどうなることか・・・・・・と思ったのですが、マウンドのヤオシュンは意に反して(?)6回まで無失点の好投。
そして7回表、ランナー2人を置いて多村がタイムリー!
ついに吉川攻略!・・・・・・・と思ったのもつかの間、その裏糸井に2ランを浴び同点。
ヤオシュンの後を継いだ藤岡、森福が打ち込まれて逆転を許し敗戦。
勝てた試合だっただけに、痛い一敗となりました。
ただこの時点ではややもすると“計算通りの一敗”と現場では捉えていたかなぁ、とも思っていたのかも(実際、私もそう思っていました)。
しかしヤオシュンの好投は本当に光りました。案外大舞台に強い!?
10月18日(木) ファイナルステージ第2戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
H | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 |
F | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | X | 3 | 5 | 0 |
〔勝〕武田勝 〔S〕武田久 〔負〕新垣
〔本塁打〕F糸井 (7回裏2ラン)
〔Hバッテリー〕新垣、岩嵜、森福、柳瀬、金澤−細川、高谷
〔Fバッテリー〕武田勝、石井、増井、武田久−鶴岡
【戦評】
日本ハムが日本シリーズ進出へ王手をかけた。日本ハムは初回、相手の失策で先制に成功。7回裏には、糸井が2試合連続となる2ランを放ち、貴重な追加点を挙げた。先発・武田勝が6回無失点と好投。その後を3人の継投で逃げ切った。ソフトバンクは連敗で後がなくなった。
この日の試合は何と言っても1回裏、内川のタイムリーエラー。
これがケチの付け始めでした。
新垣を早めにスイッチして岩嵜へ、どうにか相手の打線を抑えてきたのですが、いかんせん味方の打棒が奮いません。
7回裏には糸井が前日に続いての2ラン。またしても糸井です。
ホークスはヒット数でファイターズを1本上回ったものの、無得点で連敗。
10月19日(金) ファイナルステージ第3戦
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
H | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 | 5 | 1 |
F | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | X | 4 | 8 | 0 |
〔勝〕ウルフ 〔S〕武田久 〔負〕攝津
〔本塁打〕Hペーニャ(7回表ソロ)
〔Hバッテリー〕攝津、藤岡、吉川、金澤−細川、高谷
〔Fバッテリー〕ウルフ、石井、増井、武田久−大野、鶴岡
【戦評】
日本ハムが3年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。日本ハムは1回裏、中田の適時二塁打で先制に成功すると、さらに小谷野、ホフパワーの連続適時打でこの回3点を挙げる。投げては先発・ウルフが7回途中1失点の好投を見せると、その後は3人の継投でリードを守りきった。
後が無いホークス、エース攝津を立てて必勝を期しますが・・・・・・・・・
その攝津がまさかのアクシデント、1回途中での降板。
この回だけで3点を失い、ゲームの主導権を握られてしまいました。
7回表にペーニャが反撃ののろしを上げるソロ本塁打を放ちますが、時既に遅し。
最終回、今季限りで引退を表明した小久保がショートフライを打ち上げて万事休す。
『VV』の願いは、北の大地にて潰えることと相成りました。
そして試合終了後、小久保選手が両チームの選手から胴上げ。
言葉では言い表せないような素晴らしいフィナーレで、今季の「クライマックス・パ」は幕を下ろしました。
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全般を通して感じた事は、やはり“ホークスの野球をさせて貰えなかった”事に尽きると思います。
同じ札幌での2006年プレーオフの時も、勢いを封じられて敗退。
今回も同じ様な結果に。歴史は繰り返すのでしょうか。
ここまで好調だった中継ぎ陣もやはり人の子、疲労の色を隠せなかったのも敗退の一因かも知れません。
そしてファイターズ。
緒戦を逆転で制して以後、主導権を相手に渡さずに進めてきたのですが、このあたりはイーグルスを迎えての2009年CSファイナルとダブる所があります(この時の第1戦も、最終回に5点を取って逆転勝ち)。
短期決戦での試合巧者ぶりは流石です。レギュラーの時とは全然違いました。
※ちなみに現在の制度以後で、ファイターズのCS戦績は13勝8敗、勝率.611
今日から始まります日本シリーズでも、試合巧者ぶりをいかんなく発揮して戴きたいものです。
2013シーズンへ向けて
2012シーズンも日本シリーズ、アジアシリーズを残すのみとなりましたが、同時に2013シーズンも始まっています。
その端緒となるのが一昨日(25日)のドラフト会議。
ホークスは大学No.1投手、東浜巨(亜細亜大)の交渉権をくじ引きの末に獲得。
東浜「凄くいい球団に指名してもらってホッとしています」(スポニチアネックス) - Y!ニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121027-00000050-spnannex-base
東浜本人もいい表情を見せていることから、入団もすんなり決まるでしょう。
そして最後に指名したのが育成4位の宮崎駿(三重中京大)。
我がホークスは別の意味で楽しませてくれましたw
来る2013シーズン、小久保が抜ける事の影響は免れないのかも知れませんが、それを補って余りあるような、若鷹たちの活躍に期待したいです。